実力派インプラント歯医者
最近のインプラント歯医者
最近の歯科インプラント業界は、一時の活気がなくなりました。
一時期は、歯医者の多くが、インプラントの話題ばっかりする時代がありました。
その頃は、毎週日曜日になると、日本のどこかで、歯科インプラントのメーカー、輸入代理店が、インプラントに関する勉強会を行っていた時代です。
そんな業者主体の歯科インプラントのなかでも、とても勉強になるものもありました。
ただ、その業者主体の歯科インプラント勉強会では、やはり、その業者の歯科インプラントを売りたいわけですから、その分を差し引いて勉強会の内容を考えなければならないことはありますが。
そして、その頃歯科インプラント治療を行う際の、色々な便利な道具、器具が開発されたり、また、外国から便利な道具、器具が輸入されたりしました。
こう言う器具、道具の開発や輸入は、単にそのことだけではなく、おおやけの機関から認可されなければならないので、労力がかかります。
それでも頻繁に、歯科インプラントに関する画期的な器具、道具が次から次へと、インプラント歯医者のなかに紹介されました。
また、歯科インプラントに関するテクニックも開発されました。
そんなテクニックぐらい、アイデアだけなんだから、簡単なもんじゃないのかと思われるかもしれませんが、そうでもなく、世界のインプラント歯医者が、新たに開発するインプラントテクニックは、コロンブスの卵的なもので、言われれば、なるほどね、となるのですが、それを自身で発見することは、やはり世界でも数えるほどの人数のインプラント歯医者(ほとんどがアメリカのインプラント歯医者ですがアメリカ人とはかぎりません)だけ、時々、ある意味変人といわれる日本人インプラント歯医者が行えるものです。
そういうテクニック的な進歩も、世界的には、最近はほぼ停滞状態です。
日本では、ある年齢以上で、以前から歯の欠損がある方で、インプラントを入れたいという意思をもっておられる方の多くがもうインプラント治療を受けておられて、今からインプラント治療をうける方の多くは、最近、歯を失った人が中心ですので、インプラント治療の需要が、著しく小さくなったと言われています。
私は、歯科医療経済の専門家ではないので、ただ、そうなんだ、と聞いているだけなんですが。
ということで、最近は、歯科インプラント業界は静かな日々が続いています。
これの意味することは、今現在は多くの歯医者がインプラント治療に踊らされている時代ではないというだけでなくて、本物のインプラント歯医者がインプラント治療を行っている傾向が高くなっている時代でもあると言えます。