Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

オールオンフォーとは?

インプラントを入れた日に仮り歯
こんにちは、富山県高岡市のインプラント歯医者、やまもと歯科インプラント治療室の山本です。
最近の問い合わせで、多いのがオールオンフォーについてです。

オールオンフォーとは、4本のインプラントで上または、下の顎の人工歯12本をささえるインプラント治療法です。
通常は、インプラントを入れたその日に人工歯をいれることができます。
これを開発したのがポルトガルのインプラント歯科医師マローという人です。
この開発にあたりどうして、4本のインプラントですべての人工歯をささえるにいたったかということは、この開発者のインプラント歯科医師がよく言っています。
それは、3本だったら多くの失敗例をだしたからです。
4本だったらなぜいいかというと、インプラントを埋入してすぐに人工歯をいれて噛むと、インプラントが骨と顕微鏡レベルでくっつくまで(安定するまで)の4~8ヶ月間、1本のインプラントが抜けても、他の3本のインプラントでなんとかしはらくの間やり過ごすことができるからです。
この考えは、もっともな考えかたで、インプラント治療において、合理的な考えです。
ただ、問題は、インプラントを入れた後、直ぐに、早期にインプラントにチカラがかかって抜けることを意味しますし、時々、かみあわせが強い人は、1本ではなく4本すべて抜ける人もいますので、そういう点では、インプラントが抜けるリスクを負っています。
ですので、悪い歯でも、口のなかでにのこっていれば、その歯で人工歯を支えて、埋入したインプラントにまるっきりチカラを加えなければ、埋入したインプラントが抜ける可能性が極めて低くなります。そして、インプラントが骨としっかりくっついた後に、その悪い歯を抜いても、遅くはないと私は考えています。
ましてや、オールオンフォーにするためインプラント歯医者が名づけた戦略的抜歯(悪くない歯をオールオンフォーにするために抜くこと)をする際には、その抜く予定の歯で、しばらくのインプラントと骨がくっつくまでの2ヶ月利用できないかと考えることも当然だとおもいます。

歯が元々1本もなければ、固定式の仮の歯を入れる場合、インプラントに人工歯をもたせて、その結果リスクを負う以外の方法はありません。こういう、どうもできない時は、やはりこの方法しかありません。
もし、インプラントを埋入する直前まで、入れ歯を入れておられたのなら、インプラントを通常より1ミリ深く骨の中に入れて、その上で、元々使用していた入れ歯をインプラントが骨とくっつくまでの2ヶ月間(この場合は4~8ヶ月ではありません。使用するインプラントのメーカーの制限もないですし、チカラもかからないですので、2ヶ月でインプラントと骨はくっつきます。)だけ以前通り入れ歯をしていただくことも可能です。
やまもと歯科インプラント室では、残っている歯が利用できない場合に限り、オールオンフォーを行っています。
敢えてリスクをとる必要はないと考えています。