Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

インプラントとCT

ビートルズの成功の裏で、その所属会社のEMIが巨額の資金を得て開発に弾みをかけた商業用CT,イギリスのハウンズフィールドが商業的に、利用可能な、CTの開発に成功して以来、医療業界に革命を起こしました。

 

歯科界でも、歯科用に考えられたCTの開発に巨額の資金を投入して、最近ようやく、その成果を享受することができるようになりました。

歯科医院に3次元の顎、歯、骨、歯肉、などの情報がわかる歯科用CTの普及が本格的に始まって、もう10年ぐらいになります。

 

この歯科用CTは、従来の大病院にあるCTと比べ、レントゲン量が、けた外れに少なく、画像のひずみが画面の端の部分でもほとんどなく、画面の中の画像を測れば、実際の正確な長さ距離が測れるようになりました。

従って、インプラント治療のときに必要な、インプラントの長さ、を決める為、骨の厚み 長さがどれだけあるか確実にわかるようになりました。

これは、インプラント治療においては、画期的な事で、それ以前は、インプラント治療自体が、骨の厚み、長さがギリギリの場合、画像のひずみ、誤差をかんがえると、不可能と思われていた患者さんでも、可能な場合が多くなりました。

 

実際は、やまもと歯科医院でも、歯科用CTを導入する前はインプラントができないとお断りしていた場合でも、ほとんどの患者さんにおいて、インプラント治療が自信を持って、可能だという場合が分かり、多く患者さん方に喜んでいただけるようになりました。

歯科用CTは、インプラント治療以外に顎や顔面の腫瘍、のう胞、骨の中に埋まった歯、埋伏歯、過剰歯、親知らず、その他の異常の診断にも有効であり、より安全で正確な治療を可能にしました。

 

この歯科用CTの進歩は、ハードウエアーだけではなく、この歯科用CTのパソコン上でのソフトウエアーも進化してきていて、歯科医師にとって、より簡単に、視覚的に、理解できるようになり、ますます便利になってきています。

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