Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

フラップレス インプラント

メスを使わずインプラントの埋入

 

今回のテーマのフラップレスインプラントの「フラップレス」とは、何を意味するか?

フラップとは、飛行機にもフラップがありますが、基本的には、歯科インプラントのフラップも同じような意味があります。

 

飛行機のフラップは、

 

翼の後ろ側についている細長い帯状、短冊状のカタカタ音をたてて、はじが、上下にうごくものです。これにより、高度を調整するものです。歯科インプラントのフラップも、歯ぐきにメスで切開を入れ、歯ぐきをくっついている骨からはがします。

短冊の4面のうち、3面は切開を入れ骨から剥がされて、もう1面だけは切られずに剥がされた3面を持つ歯ぐきは、ビラビラとして、引っ張ったりめくったりすることができます。

従って、飛行機のフラップと同じような形、動きをします。

 

このフラップを作らないインプラントの埋入をフラップレスインプラントといいます。

 

つまり、切開を入れずに、歯槽骨にドリルでそのまま穴を開け、そこにインプラントを入れる方法です。

フラップレスインプラントにすれば、腫れが少なくなり、痛みも起こりにくくなります。

そんなにいい方法があるのなら、全部の患者さんにすればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、できない理由があります。

それは、インプラントは骨の中に入れなければならないので、歯ぐきを剥がして、直接歯槽骨、顎骨を、見ながらインプラントの埋入のための穴をあけないと、骨でないところを削ったりします。つまりインプラントが骨に入らず、また、これは、骨ではない歯ぐきの中の血管にドリルのさきが当たる可能性がでて、とても危険です。

それで、普通は、フラップレスインプラントを行いません。

 

しかし 例外も存在します。

 

つまりフラップレスインプラントが安全にできる場合もあります。

それは、歯槽骨、顎骨が厚く絶対、顎の骨からドリルがはみ出ない場合や、抜歯の後同時にインプラントを入れる時、この時は、抜歯する為もうすでに抜歯の後は穴があいているわけで、そこにインプラントの先が引っかかるだけの少しのドリルによる骨の削りでできる場合です。

もうひとつは、ガイドサージェリーという、CTなどの画像を元に、コンピュータでドリルする場所を決めて、そこの方向にしかドリルできないような マウスピースのようなものを作り残された歯の表面に取り付けて行う方法です。

最近は、技術の進歩で以上の3つも、比較的簡単にできるようになってきています。

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