Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

インプラント埋入までの歯科衛生士の役割

インプラント埋入前までに口腔内をきれいにする

歯科インプラント治療においては、インプラントの埋入前も歯科衛生士の役割が、かなり重要となります。
なぜならば、歯科インプラント治療を成功させるには、まず、患者さんの口の中をきれいに保つ必要があります。

口の中は、カラダのどの部分よりも細菌が多い所です。
肛門よりも細菌が多いところです。
そして、歯科インプラント治療の最大の敵は細菌感染です。
細菌が感染してしまうと、埋入したインプラントが、顎の歯槽骨、顎骨とくっつきません。その結果噛むとインプラントが動いて痛い、または、インプラントが抜けるということになります。
従って、歯科インプラントの埋入時には、口の中を最大にきれいに、つまり細菌を少なくする必要があります。そのためには、インプラントの埋入の前に口腔内のケアが大切となります。
その口腔のケアには、患者さんご自身で行っていただきたいものと、インプラント歯医者が行うこと、歯科衛生士が行うことがあります。
患者さんご自身が行うことには、丁寧な歯磨きということがあります。
インプラント歯医者が行うことは、口腔内で汚れが付きやすい形態になっている人工歯、歯と歯ぐきの移行部、天然歯のトンガリなどの部分に治療をして、細菌が引っかかりにくいようにしなければなりません。
また、インプラントの埋入までに、洗口液などで細菌を減らしたり、飲み薬で行う場合もあります。
何れにしても、インプラントを顎の方にくっつける為には、最大限の努力が必要です。

 

その中で中央になるのは歯科衛生士です。

歯科衛生士は、歯ブラシや歯の表面の歯ブラシでは落とせない汚れを、柔らかいゴムのチップを回転させて取り除くということをしています。
また、歯科インプラント治療を受けられる患者さんが、ご自身で口腔内をきれいに保つことができるように適切なアドバイスを行うという役割もあります。
ということで、今まで述べたインプラントを埋入する前の話ですが、インプラント埋入後と同様にインプラントを埋入する前も、歯科衛生士が、患者さんの口の中を清潔に保つために直接関与することになります。
インプラント埋入時までに、患者さんご自身では、取り落とすことができなかった汚れを取り除くとても大切な役割があります。
また、インプラント治療全般について言えることですが、歯科衛生士が患者さんとコミュニケーションが充分に取れている場合は、歯科インプラント治療の成功のためには、大切なことで、患者さんがインプラント歯医者に直接言いにくいことでも、コミュニケーションが取れている歯科衛生士とは、自然とインプラントに関してだけではなく、口腔内の全般について、気軽に話ができる関係も歯科インプラント治療には大切です。

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