歯科アシスタントとインプラント治療
インプラント治療成功のために
インプラント治療を成功に導くためには、インプラント歯科医の技術が、優れたものでなければならないのは、当たり前のことで、単に、そのインプラント歯医者だけのチカラでは、確実な成功は成り立ちません。
インプラント治療は、その歯科医院の総合力が試される分野です。スタッフ全員の総合力、そして、単なるインプラントを顎の骨に入れる技術だけで、成功するものではありません。義歯をきちんと作り適合させたり、歯周病の治療の技術も必要ですし、摂食嚥下に関する知識も必要です。
また、インプラント歯医者が、自身が持っているインプラントの技術を最大限発揮するためには、周りの環境がしっかり整っていなければなりません。
例えば、インプラントの埋入の時に使用する道具は、それを準備するスタッフにとっては、とても難しいです。
インプラントのメーカーの会社ごとに、使用する道具は全然違いますし、インプラントの太さによっても違います。
また、インプラント歯医者は、たいていの場合は勉強熱心ですので、頻繁に勉強会に参加します。その時に、便利だと思う器具や道具を新たに購入すると、さらにその使い方から手入れの方法まで、また新たに覚えなければなりません。
従って、まわりのスタッフにとっても、常に新しく覚えなければならないことだらけです。
インプラントの手術中に、使用すべきものが準備されて無ければ、患者さんに待ってもらわなくては、いけなくなったり、急に必要になる器具や道具がでた場合に、インプラントについて熟知して無ければ、長時間探すのにかかったりします。
ですので、スタッフがインプラント治療について、よく理解してしていなければ、スムーズなインプラントの顎への埋入ができません。
スタッフがインプラント治療についてよく理解するためには、日頃の歯医者だけでの勉強会だけではなく、院内でのインプラント治療にかかわる歯科アシスタントを始め、全員で勉強会をすることが必要です。
例えとして、器具や道具の準備をあげましたが、こればかりではなく、インプラント歯医者だけではなく、関わるスタッフ全員がインプラント治療の流れをよく理解していて、初めて、最高のインプラント治療ができるということを、インプラント治療をきわめようとすればするほど、痛切に感じます。