Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

睡眠と歯の本数、そしてインプラント

インプラント、噛み合わせと睡眠

こんにちは、富山県高岡市のインプラント歯医者 やまもと歯科インプラント室の山本です。

先日の10月5日に、東北大学の歯学部の研究者による、面白い研究が発表されました。

(インプラント歯科医師にとってもそれ以外の歯医者にとっても興味深いものでした)

それは、65歳以上の高齢者を対象にした、口の中の、状態と睡眠の関係です。

睡眠と、健康の関係については、、これまで、いろいろな研究がされてきました。その結果、だいたいの、歯学、医学などの、この分野の研究者が共通して合意したことは、睡眠の時間が、短かすぎても、長すぎても健康にはよくないということです。

以前おこなわれた実際の人の睡眠時間と死亡率などを、統計をとった調査でも、やはり、睡眠時間が長すぎても、短かすぎても、死亡率が高くなることが判明しています。

そこで、こんどは、この東北大学歯学部の研究者のグループ(インプラント歯科医師は含まれてないようです)は、残っている歯の本数と、睡眠時間についての調査を、実際に、生活している、高齢者を対象にインタビューなどをして、その他、いろいろな条件(インプラント1本だけ入れているとか、入れ歯を時々使用しているとか、糖尿病があるとか色々です)があるので、バイアスがかからないように調整しておこなわれました。

仮説

一般的に、インプラント歯科医師を含め歯医者のほとんどすべてが、考えることは、口の中に、歯がなければ、つまり噛み合う場所がなければ、睡眠中の顎の位置が不安定となり、収まるところがなくなり、また、上下の顎が異常に接近する状態となるということです。

その結果、下顎が、奥に落ち込んだり、それに伴い舌も奥に落ち込み、気道の入り口の形が狭くなったりするということです。そしとこれが、すいみんに影響をあたえる。

 もう一点は、睡眠中に唾液をかなり頻繁に無意識的に飲み込みますが、その飲み込みが、噛み合わせという支えがないために、チカラが入らず、その状態が続くと睡眠に影響を与えることが予想されます。

また、睡眠の時間だけではなく、無意識での唾液の飲み込みに問題が起きれば、誤嚥しやすくなります。、最近九州歯科大学と、佐賀県歯科医師会の歯医者の研究で論文にもなっているもので、口の中に噛み合わせがない状態(入れ歯を入れないで寝ると、インプラントについてはこの研究では述べられていません)で寝ていると、誤嚥性肺炎になりやすいという結果もでています。

結果

この睡眠と残っている歯の本数の関係について2万人あまりの高齢者を対象に行われた結果は、口の中に歯が1本もない人は、口の中に歯が20本以上あり噛み合わせがしっかりしている人とくらべると短時間睡眠(4時間以下)の高齢者が1.4倍になり、長時間睡眠(10時間以上)の高齢者が1.8倍になるという結果となりました。

2万人以上という、かなり大がかりな調査研究なので、信頼性はかなり高いので、やはり、口の中に噛み合わせがないということは、睡眠に与える影響も大きいということは、確かに言えます、

そして、口の中の噛み合わせの安定が、健康に影響をあたえるということも、間違いない事実ですので、

歯を大切にして、できるだけ歯を残すようにしましょう。

また、歯をすでに失った方は、インプラントでそれを補えば、しっかりとした噛み合わせを、ほぼ自分の歯、天然歯同様にできますの、ご安心ください。