Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

歯が抜けた歯医者はどの方法をえらぶか?

歯医者の歯が欠損した所にどんな人工の歯が入っているか?

歯を抜いて、そこが欠損したら、選択肢としては、ブリッジ、入れ歯、インプラント、場合によっては、そのままにしておくという4つがあります。

では、それが歯医者に起こったらどういう選択肢を選ぶか?

これは、時代と患者さんとしての歯医者の年齢にも大きく影響されます。

私が大学生の頃の30年以上前は、歯科大学の教授クラスの年齢は、多くは60歳前後でした。もう直ぐ定年を迎える教授先生方がたくさんおられました。

当時、日本人の80歳での残存歯数が3~4本という時代でしたので、歯科大学の教授クラスと言えども、今の感覚からすると、当時の平均値よりはかなりいいですが、やはり、欠損の歯がある教授先生方もおられました。では、その教授先生方は何を選んだか?ほとんどの教授先生は、部分入れ歯、総入れ歯を選んでおられました。

当時、欧米では、インプラント治療がかなり浸透してきている時代ではありましたが、日本ではまだ、大学人には、インプラント治療はキワモノのように思われていた時代です。

日本には、欧米の情報が正しく入っていなかったのもありますし、言語的な問題、つまり、英語の論文は読めるけれどもコミュニケーションはできないといったこともあったと思います。(当時の若い教授、助教授クラスでは、今の状況と同じとは思います)

その他、ここでは書けない理由もありますが。そして、それが意外と重要な要素です。

それで日本の歯科界でのインプラント治療が一時期とんでもない方向に行ってしまったというのもあります。

ということで、当時は歯の欠損の数が多いということと、歯科大学の教授レベルでも世界的な(厳密には欧米での)インプラント治療の流れから取り残されていたのもあり、入れ歯ということがほとんどであったように、私は解釈しています。

現在はどうか?

周りの歯医者(私の周りにいる歯医者、つまり私の年齢プラスマイナス10歳の歯医者がほとんど)を見ると、欠損した歯がある歯医者が極端に少ないというのが、まずあります。

そして、欠損があっても、多くは少数の歯の欠損です。

私の年齢以上の歯医者のなかには、日本のインプラント歯科は世界とは違った発展をしたという経緯から、インプラントに対する間違った情報、そしてその情報を未だにアップデートしておらず、今も偏見を持っておらてる方も少数ではありますが、まだおられます。そういう方を除けば、殆どはインプラントにしているようです。偏見がある方は、ブリッジか金具がない入れ歯ノンクラスプデンチャーにしておられるようです。ただ、私のひとつ上の世代以下の多くの歯医者は、あまり欠損した歯がないため絶対数としてはかなり少ないです。

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