Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

何歳でもインプラント治療は可能?

インプラント治療と年齢制限

お子さんで歯が失われた場合、いかにしてその欠損した歯の部分を回復するかといのが大きな問題となります。

 では、そもそも、子ども、成長期の人(顎の成長、形態的な変化は、高校生ぐらいまで続きます、男の子の方が、遅くまで顎の形、形態的な変化の成長がつづきます、女の子は、男の子よりも早く形態的な成長がとまります)の歯の欠損の原因というと何でしょうか?

 若い方で、歯が欠損されている方は、以前と比べると最近はかなり減少しました。その大きな原因は、昔とくらべると、むし歯の本数が、減ったからです。

しかしながら、むし歯が減っても、若い方で歯の欠損がある方がおられます。その原因の一番は

①外傷です。

転んだり、ぶつかったり、ケンカ、物がとんできて当たる、交通事故、など色々なことで歯が欠損します。

もう一つの大きな原因は、

②永久歯の先天的欠如です。乳歯が抜けた後、それに引き続き生えてくるはずの永久歯が存在しないという場合です。

 歯の欠損の回復法としては基本的には、インプラント、入れ歯、ブリッジです。また、年齢が若い時は、場合によっては、歯科矯正治療をからませることもあります。

問題はこれらのインプラント、ブリッジ、義歯という選択肢が、すべての年齢で可能ではないということです。インプラントに関しては、子どもにインプラントを入れるということは、実際問題、可能かどうかということです。子どもという事は顎の成長期ですので、顎の骨の代謝も活発な時期です。また、骨も柔軟な時です。そして、顎の形、つまり形態も変化します。(ブリッジに関しても年齢的な制約があります。生えたばかりで、しかも歯茎の位置、ラインがまだ変化する永久歯にブリッジは普通はしません)

現在のおおかたのインプラント歯科医師の見解は、形態的な成長がほぼ終了した18歳以降がインプラント治療の適応と考えられています。それ以前に歯が欠損してしまった場合は、小児義歯やその他、色々な方法で、18歳までなんとか過ごしていただき、高校を卒業した段階でインプラントを埋入するという事もあります。

では、インプラント治療ができる上限、その制限はというと、一般的な外科手術の上限と同じです。つまり、明かな上限というものはありません。外科処置に耐え得る全身状態なら、何歳でもインプラント治療が可能です。80歳代でもインプラント治療を行う場合もあります。私自身は、さすがに90歳代の方にインプラント治療をしたことはありませんが。

 

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