インプラント歯科用CT
インプラント用CT
最近では、インプラント治療では欠かせないアイテムとなっているのが、歯科用CTです。
やまもと歯科医院インプラントセンターでこの歯科用CTを導入してもう11年が経ちました。
導入当初は、北陸でもデンタルCTを保有している歯科医院が少なく、富山県内でも数軒であったように記憶しております。最近ではかなり普及しているようですが。
10年前、歯科インプラント治療において、このデンタルCTは必要かどうかというのが歯科インプラント界では大きな話題となりました。
10年前のデンタルCTの価格は、高岡市内で小さな土地を買ってそこに家を建てるのにかかる費用と同じ金額であり、簡単に導入できる状況ではなかったので、インプラント歯科医師としては大変勇気がいる決断をしなければ導入できない頃でした。なので、歯科インプラント治療を行っていて、導入しない歯科医師の主張としては、すべての症例に歯科用CTが必要ではないとか、歯科用CTを導入しなくてもインプラント治療ができるという理屈が繰り広げられました。そしてデンタルCTはインプラント治療を行うにあたり、必ずしも必要なものではないという主張が、真実味を帯びた頃でした。でも常識的に考えても、デンタルCTは、より安全なインプラント治療を行うにあたり必要だというのは、どのインプラント治療を行う歯科医師の深層心理でも一致していたことだと思います。
最近では、デンタルCTの価格も発売当初と比べるとかなり安くなり、また、インプラント治療においては、もちろん立体的に骨とその中の神経、血管の走行が把握できれば、より安全にインプラント治療ができて、また、骨の厚みが少ない患者さんにおいては、以前はインプラント治療ができないと言われていた患者さんでも、立体的に患者さんの顎の形がパソコン上に再現できて、インプラントを埋入する角度を変えたりしたらインプラント治療ができないと今まで言われていた患者さんでもできることがほとんどです。
ということで、最近では、インプラント治療を行う歯科医院で歯科用CTを持っていない歯科医院はほとんどなくなりました。
やまもと歯科インプラントセンターでは、この11年が経ったデンタルCTを、基盤の故障が頻繁に起きたり、管球が寿命を迎えつつある中、買い替えなければならなくなりました。今回はさらにバージョンアップした高機能のものを導入します。近々(今週)、その取り替え工事を行います。
また大きな買い物となりましたが、インプラント治療の質の向上の為、この最新のデンタルCTを導入して、患者さんに喜ばれるインプラント治療に邁進していこうと思います。