Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

当院での最近のインプラント治療

当院での最近のインプラント治療は、10年前と比べて随分と変わりました。

一番変わった点と言えば、インプラント希望の来院患者さんのほとんどが、難症例患者さんになったということです。

 

最近では、インプラント治療を行っている歯科医院も以前と比べれば、多くなり、当歯科医院でのインプラント治療希望患者さんのほとんどは、もともと行っておられた歯科医院からの紹介患者さんか、または、通われていて歯科医院で患者さんの顎の骨の状態が悪くてインプラントができないと言われたため、当院に来院された方です。

したがって、難しいインプラント治療ばかりとなっていいます。

 

上顎の奥歯のインプラント治療は多くの方は、鼻の横に上顎洞という空洞があるため、骨の高さが足りず、その骨の高さを作るために特殊な方法が必要になります。

我々、インプラント治療を行っている歯科医師は、この骨の高さを増やす方法を、サイナスリフト、ソケットリフトと呼んでいます。

 

例えば11ミリの骨の高さがある時に10ミリのインプラントを入れることは簡単にできますが、10ミリの骨の高さの所に10ミリのインプラントを入れるのは、少し工夫がいります。骨の高さ10ミリ、インプラントの長さが10ミリだと 長さが同じためインプラントの先端が骨からわずかにはみ出てしまいます。でも、この場合10ミリと10ミリでおなじながさのために比較的に簡単に解決することができます。

 

では、骨の高さが2ミリの時に10ミリのインプラントをいれるのはどうでしょうか?2ミリの高さの骨の中に、それよりも長い10ミリのインプラントをいれることは、3次元的に考えて、無理です。

ですので、この場合骨からはみ出るところを、人工骨か自分の骨を顎の骨の他の部位から切って持ってくる自家骨移植をするしかなくなります。

 

自家骨移植は、骨を自分のからだの一部から切り取る、つまり採取するということは、大変なことで、採取後2週間は痛みと腫れで、すごいことになってしまうので最近では、人工骨を使うのが主流となっています。

この人工骨、自家骨で空洞を埋める方法を、サイナスリフトと呼んでいます。

このサイナスリフトを日常的に行っている歯科医院は極めて少なく、そのために、当歯科医院に紹介される場合があります。

当歯科医院では、ピエゾサージェリーといわれる方法を使い、痛みと腫れを最小限に押さる方法を採用しているため、ほぼ通常のインプラント埋入とほぼ同じ侵襲でできるため、好成績を得ています。

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