Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

インプラントの歴史はチタンの性質を知った年が始まり

富山県の高岡市に住む人の中には、失った天然歯の代わりに人工歯を取り付けるインプラント治療を受けたことのある人がいます。実はこの治療は偶然に発見されたチタンの性質がその始まりでした。1952年、ウェーデンの学者であるペル・イングヴァール・ブローネマルクが実験のためにウサギの骨にチタンを埋め込み、それを取り出そうとしました。

しかし、そのチタンがウサギの骨と結合し、取り出すことができなかったのです。それから13年後の1965年、実際に人間の骨にチタンを用いる臨床応用が行われるようになりました。そして骨とチタンとの結合率を高めるための実験が続けられ、1980年代には失った天然歯の代わりに人工歯を取り付ける治療のたの人工歯根としてチタンが使われるようになり、これが世界中に広まったのです。

つまりこの治療が行われるようになったのは比較的最近なのです。それでも現在では100種類以上のパーツが使用されるようになり、患者さんの状況に合ったインプラント治療が行われているのです。

 

実のところ、ヨーロッパで発見された人骨の上顎に鉄製の天然歯が埋め込まれたものが見つかっており、この人骨は紀元3世紀頃のものとされています。

また中南米でも紀元7世紀頃の人骨と思われるものに貝で作られた人工歯根が顎骨に埋め込まれていたことがわかっています。つまりこのような治療法は非常に古くからあるものでした。しかし今現在に富山県の高岡市で行われているような半永久的に使用できるような丈夫な素材を用いての治療は、先にも触れたように1980年代から行われるようになったのです。

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