インプラント専門医 山本鉄也 やまもと歯科医院インプラント治療部
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■苦しかった幼少時代

私は、昭和39年1月30日に氷見市万尾の母の実家で 2番目の子として生まれました。(一歳上の姉がいます。)
父親は鉄工所で溶接工として勤務し、母親は苦しい家計を助けるために、雑貨店をしていました。

3〜4歳頃、その雑貨店で売っていたお菓子類を姉と私で食べつくしてしまい、販売できない状態になりました。
その結果、姉と私の歯はボロボロになりました。そして、母の店のお菓子部門は、閉鎖に追い込まれました。

■病弱だった子供時代

小学校低学年ごろまでは、私は体が弱く、いつも病院通いをしていました。母親はいつも私の心配をしていました。しかし、小学校1年生の時に腎臓病になってしまい、入院するまでに至りました。父母は小学校1年生なので何もわからないと思っていたようですが、私はちゃんと覚えています。入院の前日、家族と離れなければならないという悲しさのため、自然と涙がこぼれてきました。

「男らしく」、と育てられてきた私は、泣いているのを隠すために、外に出たり、こたつにもぐりこんだりしていました。 しかし、入院生活は、予想に反してとても楽しく過ごすことができました。毎日、朝夕に、親が片道一時間半かけて、見舞いに来てくれましたし、親が帰った後も、入院している子供同士で「赤かげ隊」を作り、消灯後、こっそりと色んな所に忍び込んで遊んだのです。(ちなみに私は、青かげでした。)

当時の通信簿は学校にもあまり行っていなかったので体育以外はほとんど「アヒルさんの行列」でした。(5段階中、2のことです)

小学校の高学年ぐらいになると、一転、元気になり、病気をすることも少なくなりました。毎日、日が暮れるまで泥んこで野球やソフトボールをしていました。その当時の夢はプロ野球選手になることだったので、よく、長嶋選手、王選手のマネをしていましたっけ……。
その頃の母親は、いつも私に「背広を着て室内でできる事務仕事につきなさい。」と口癖のように言っていました。
母は、溶接工である父の仕事が大変だと思って「鉄也はホワイトカラーに」と望んでいたようですが、今の私には、どんな仕事も大変なように思われます。


■ハッピーだった中学時代

中学に入った私は、あいかわらずガリガリでしたが、身長は人並みになり、体も強くなりました。成績も良くなり、今、思い返しても、最高に楽しい時代でした。

私は、友人のすすめでハンドボールをするようになりました。氷見市はハンドボールが盛んなところですので、私は全国大会出場を夢見て、スポーツに打ち込んだのです。 3年生の時には、まわりの人、先生方のすすめで、ナント生徒会長選挙に立候補することになりました。 2年生の票ではわずかにリード,3年生の票では互角でしたが、1年生の票で大敗してしまいました。
4月の選挙でしたので、1年生には、知名度が低かったのが影響したようです。(私が卒業したのは、1学年20人前後という、とても小さな小学校だったのです!)

■進路に悩んだ高校時代

氷見市から高岡市内の高校へ進学した私。遠方でしたので、通学がかなり大変でした。
自宅からJR氷見駅までへ自転車で通うのが、とくにキツかったです。私は毎日、「記録的なタイムではないか」というくらいの勢いで自転車に乗っていました。自転車ばっかり乗っていたので、女の子にはちっともモテませんでした。そう、これが私の(終わりのない)「モテないくん人生」の始まりだったのです!

さて、当時から歯科医になりたかった私ですが、我が家の経済力を考えれば、当然、私立への進学はムリ。ましてや、私立の歯学部への進学など、もってのほか……。という状況でした。十代の少年なりに、そのことは理解しておりましたが、それでもやはり「国立の歯学部に受からなかったらどうしよう・・・」という進路への不安で、いつも心を痛めていました。

そんなある日、母親から、こんな父の言葉を伝え聞いたのです。 「アイツが本当に歯医者になりたいのなら、住んでいる家と土地を売るか」その言葉を聞いたとき……私は「大丈夫だよ、お母さん。絶対、国公立の歯学部に入るから!」と答えました。

苦労を重ねてきた親にそんな迷惑をかけてまで自分の夢をかなえるわけにはいかない、……そう思ったとき、胸の奥で決意が固まったのです。
そしてその晩……、親のありがたみを知った私は、一人、自分の部屋で男泣きをしました。

■苦学生だった大学時代

決意の末、ついに大学合格を果たした私は、初めて生まれ育った富山を離れ、九州の福岡に行きました。富山に比べるとずいぶん大きな町で、見るもの聞くもの、すべてが新鮮でした。
生活は(お察しのとおり?)かなり苦しい状態でしたので、超格安の下宿屋の、せまい部屋に住んでいました。もちろん、エアコンなど付いていませんでしたから、初夏にもなると汗だくで寝ていました。

さて、学業の方はと言いますと、歯学部とは言え、1、2年目は高校時代の延長みたいなもので、数学、英語、ドイツ語などをこなしながら、退屈な学生生活を送っていました。
3年〜6年目は専門課程になります。ようやく歯の勉強を始めることができた私は、ガゼンやる気が出てきました。
病院実習生活はとてもとてもキツかったですけど、楽しかったです。毎日、レポートを書いたり、手術見学、国家試験の勉強などで、ほとんど睡眠時間はとれませんでしたが、色んなことを学ばせてもらいました。
そして、結局6年間、地味な大学生活を送った私は・・・・・・妻が言うように自他共に認める“モテない君”でもありました。(涙)

■パワーアップした勤務医時代

晴れて歯科医師になった私が、最初に赴任したのは、山口県の熊毛郡平生町というところでした。
新米歯科医師にとって、もっとも大切とされていることは、とにかく色んな症例を経験させていただくことです。
この場所は田舎でしたので、患者さんがとても多かったため、その点では充分でした。当時勤務医していた医院長のご好意もあり、この時期に、私は歯科医師として大きく成長することができました。
「三っ子の魂百まで」といいますが、歯科医師になりたての時にどんな勉強、診療をしたかが、その歯科医師のそれ以降の歯科医人生を決めます。その意味では、私は、すごく恵まれていたと思います。

■開業して気づいた大切なこと

経験を積んだ私は、平成4年5月に「やまもと歯科医院」を独立開業いたしました。そして、現在に至っています。ごらん頂いたように、私はこれまで一心に勉強を重ねてきました。しかし、「それで終わり」ということはありません。歯科医は、生涯勉強が必要な仕事です。

私も、開業して以来、高いお金を払って色々な勉強会セミナー、学会に出席しました。今でもよく行っているのです。

それだけに、治療に対する情熱と技術には、自信を持ってきました。
しかし、最近ようやく気づいたことがあります。それはこういうことです。

世界最高の技術を持った歯科医が、どんなに優れた治療をして、世界最高レベルの歯を作ったとしても、それは自分の自然な天然の歯と比べれば、ぜんぜん問題にならないくらい、劣っているのです。

したがって、治療も大切ですが、それよりもむし歯になったり、歯周病にならないようにすることが、もっと大事だということです。そうすれば、一生自分の歯で、不自由なく暮らせます。また、歯が健康だと、体全体の健康にもダイレクトにつながっていくのです。

こんな大切なことに、なぜ気づかなかったのだろう? 
歯をけずるための勉強ばかりしてきた自分はバカじゃないか? と思います。紆余曲折を経て、望みどおり歯科医師となった私が気付いた、一番大切なこと、それは・・・・・・
患者さんが、虫歯や歯周病にならないように、予防をすることです。
予防と言っても、それが一日中歯を磨いていなければならないようなものであっては、意味がありません。普通の人が日常生活を送るうえで支障にならない程度でできる予防でなければいけないと思います。

私は、歯がある人には、できるだけむし歯や歯周病にならないような予防方法をおすすめしております。患者さんにとって、負担にならない程度の予防習慣こそ、口の中の健康を守るための、そして、からだ全体の健康を守るための、もっと大切なことであると確信しているからです。

少なくとも、やまもと歯科医院においでくださる方には、一生自分の歯で生活できるように、お手伝いできればと思っています。
むし歯・歯周病予防をするためには、歯がどこも痛くないときこそ、私たちに会いに来ていただきたいと思います。

では、ここまでお読みくださいまして、どうもありがとうございました。
これからも、私と、当院のスタッフをよろしくお願いいたします!


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