Dr.BLOG山本院長ドクターブログ

インプラントをだめにするインプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、インプラントのまわりが炎症をおこす状態をいいます。

天然歯でいう歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏みたいなものです。

放置すればインプラントと結合している骨(歯槽骨)が溶けだしてインプラントが歯周病の歯のように、歯茎、歯槽骨から抜けてしまいます。

 

歯周病

・歯を支えている骨がとけてしまい

・グラついて抜ける

・インプラント周囲炎

・インプラントを支えている骨がとけてしまいグラついてインプラントが抜ける

 

原因

・細菌感染

・インプラントに過大なかむ力(咬合圧)が加わる

 

歯周炎(歯周病)とインプラント周囲炎とのちがい

インプラント周囲炎は、インプラントを埋込、植立してから5~6年以内におきることが多く、その期間をこすと、インプラント周囲炎の危険性は著しく低くなります。

歯周炎(天然歯)では、時間が経つに従い、その危険性が高くなります。

またインプラント周囲炎は、歯周炎と比べると、いったんおこるとその拡大のスピードは著しく速くなります。

 

治療法

 

細菌感染に対しては、大筋では歯周炎の治療と同じです。

過大な力(オーバローディング)に対しては、インプラントの本数を増やしたり、咬合調整やナイトガードなどを使用します。

骨がうすい場合のインプラント治療

骨がうすくてインプラントを入れることができない、インプラント治療を受けることができなかったという話をよく聞きます。

もちろん、インプラントの直径より骨がうすければ、物理的にインプラントを入れることはできません。

 

 

例えば、刀の鞘が刀より小さければ、その刀その鞘に収めることができないのと同じです。

しかし、それを解決する方法があります。

それはインプラントを入れるために骨を削るのではなく、骨にくさびを打ち込んで押し広げて、その押し広げられたスペースにインプラントを入れる方法です。

 

けずらずに、くさびを打ち込み効果により骨を押し広げる    くさびを太くしていき、くさびを抜いたあとのスペースにインプラントを入れる

 

ボーンスプレッター(骨を押し広げる器具)を使ってインプラントを入れる穴を作って、インプラントを入れる方法です。

この方法により、うすい骨でもインプラントを入れることが可能になりました。(骨が硬い場合は骨を広げられないこの方法は使えません。)

 

2つの最新インプラント治療法

10年後生き残るのはどっち

 

最新のインプラント治療法と称するものに2つの方法があります。

そのひとつは、吸収した歯槽骨を増生し、骨移植やGBRなどを駆使して、

インプラントを埋入する部分の骨を厚くしたりしてそこにインプラントを入れようというものです。

 

この発想は大変よいように思われ、つい最近まで世界のインプラント医が競ってその外科技術の高さを自慢したりしていました。そして私も、かつてはその一人でした。また現在も多くのインプラント医がそれを信じています。

しかし片方で骨移植やGBR(自分の体のほかの部位から骨を削ったり、割ったりしてその骨を採りインプラントを埋入する部位にもってくる方法)などを必要としない方法が生み出され開発されているのにもかかわらず、そういう高度で複雑な方法を使うのは良い方法なのでしょうか?

 

しかも移植した骨やGBRをした骨は経時的ににかなり吸収していくというのがわかってきた中で。

 

もうひとつの方法は「患者さん中心のインプラント治療方法」です。

インプラント治療の歴史の中で、初期には「骨のあるところにインプラントを入れる」が主流でした。

そしてその次の流れは歯科医が言う「捕綴主導のインプラント方法」つまり「かみ合わせがよい場所にくる部分にインプラントを入れる」になりました。この場合、かみ合わせいい場所にくるような部分にインプラントを入れようとするとそこには骨がないので、大きな外科手術をして体の他の部分から骨をもってくるものです。

 

そして最近では、その捕綴主導のインプラント方法の反省点から

「患者主導のインプラント治療」という考えという考えが広がってきています。

つまり、リスクが大きな外科手術を避け、かみ合わせがよくなる所を押し出す方法です。大きな外科手術をすれば治療に1年かかったりするのはざらです。そして患者さんに肉体的、精神的に大きな負担をかけます。

 

その大きな外科手術を避けて、いろんな種類のインプラント、材料を使いできるだけ簡単に患者さんのニーズに答える治療法です。

この方法を使えば、サイナスリフトの時に自分の骨を移植したりぜずにインプラントを入れることもできますし、また時にはサイナスリフトさえもしなくてもいい場合も出てきてます。

 

ある大学のインプラントの助教授が自分の顎にインプラントを入れるのに、自分がいつも行っているサイナスリフトをされるのが嫌でそれをしなくてもできるインプラント医の所でインプラントを入れてもらったという話をこの歯科業界で聞いたことがあります。

 

私も大きな外科手術をしなくてもよい方法があればその方法を選ぶでしょうし、

将来はインプラント治療もその方向に行くと信じています。

インプラントはこういう人にむいている

「定年退職後、老後は、のんびり妻(夫)や友人とおいしいものを食べたり旅行をしたりして、悠々自適な生活を楽しもうと思っていたけど、入れ歯をしている(歯がなくなった)ために口の中のことばかり気になりせっかくの楽しい時間のはずが、なかなか楽しめない。」

 

「子供も自立し、お金がかからなくなり、自分こととなるといつも優先度が一番下だったけど、ようやく、精神的にも余裕ができ、全身の健康のためにも、自分の歯(口の中)の手入れをしたい」

 

「30歳代なのに歯が抜けてしまい入れ歯も格好わるいし」

 

「ブリッジをするために、健康な隣の歯を削って、その歯をダメにしたくない。」

 

「入れ歯では自分の歯のようによく噛めない。」

 

「入れ歯をいれたけれど、入れ歯の金具にかける歯がだんだんぐらつきなくなってしまい、入れ歯がおおきくなる。」

 

ということを、よく聞きます。

 

 

実際、歯科医として毎日このような切実な訴えを聞き、日々の生活の中で入れ歯や歯のことばかり考えなければならないストレスのため人生の楽しみが半減してしまう患者さんのつらさを痛いというほどわかっております。

 

また、噛む能力、残存歯数と全身との健康とも密接に関係しているということも最近の研究によりよりはっきりしてきました。

これらを解決する方法のひとつがインプラント治療です。

 

 

インプラントだと自分の歯と同じように、食べたり会話したりすることができ、歯があったときとほとんど同じように生活がおくれます。 現在ではインプラント治療の技術も確立され、アメリカなどの先進国でも普通の当たり前の治療になりました。

 

 

10年後の成功率も90パーセントを大きく上回っています。また、少数歯の欠損なら歯をぬくより楽だったという患者さんもおられます。 人生をたのしみ、生活の質(QOL)を大切にされるかたには最適です。 当歯科医院のインプラント医、およびスタッフはよりおおくの方にインプラント治療の恩恵をうけていただけるよう全力をつくします。

インプラントを長持ちさせる方法

歯科医院選びが重要!

 

インプラントの10年後の口の中で、ちゃんと機能している確率は全国平均では約95%です。ただ間違ってはいけないのは、インプラントの勉強をきっちりして、実績のある歯科医院での確率です。そういう所でインプラントの本数、長さ、埋入部位などの設計を正しく行われ、治療を受けると、満足する結果を得られることがほとんどです。

 

したがって、インプラントを長持ちさせるもっとも重要な要素は正しいインプラント治療を行う歯科医院選びです。

 

メンテナンスを受ける

インプラント治療を行って、そのまま何の手入れもしなければ、インプラントがダメになる可能性が高くなります。

 

インプラントの歯も自然の歯と同様に歯石がついたり、人工歯の表面には、歯周病の細菌を含むバイオフィルムがくっつきます。そのバイオフィルムを定期的に取り除くことはインプラントを長持ちさせるためには重要です。

 

たばこを吸わない(禁煙)

インプラントの失敗率については、たばこを吸う人と吸わない人では違いがあります。これに関して、いくつかの研究がありますが、どの研究結果もたばこを吸う人は吸わない人と比べると、インプラントの失敗率が高くなるという結果がでています。

 

そして、それらすべての研究結果で一致しているもうひとつのことは「喫煙がインプラントを長持ちさせるかという決定的な要素にはならない」ということです。ただインプラント手術の前後は禁煙をしていただくことを当歯科医院ではお願いしています。

 

CSG(コンピューターステントガイド)インプラントシステム

より腫れない、痛くないコンピューターガイドインプラントシステム

コンピューターとステントでガイドされたピンポイントのインプラントシステムです。往来法では、メスで粘膜を切って、その粘膜を大きく切って、その粘膜を大きく骨からはがし取り、歯科医が骨の位置を確認して骨にドリルする方法でした。

 

粘膜を骨から大きくはがすので、腫れたり痛みの原因になる

 

粘膜はそのまま何も触れずに、インプラントを入れる穴だけあける

従来の方法は粘膜を大きくはがすため、術後、腫れたり、痛みが出たりしやすくなります。

しかし、コンピューターステントガイドインプラントシステムでは、CT画像の上で、コンピューターソフトを使い安全でかみ合わせが良くなる部位を設定して、そこにドリルが行くようにガイドを作る方法です。

粘膜をメスで切り、はがすことなく(フラップレス)、ピンポイントで、インプラントの穴を作り、インプラントを入れることが出来るガイドです。

外科的ダメージが少ないため、治りが早く、また、骨の状態が極端に悪くなければ、そのまま仮歯をつけることが出来ます。

 

 

型をとり、口の中を再現した模型を作る(診療室)

 

 

口の中、歯とCT画像を重ね合わせるためのマウスピースを作る。(技工室)

 

 

そのマウスピースを口の中にはめてCT撮影をする。(レントゲン室)

 

 

コンピューターソフトを使い、インプラントを入れる理想的な位置をCT画像中に設定する。(院長室)

 

 

CT画像中に設定された位置にピンポイントにインプラントを入れるためのガイド(ステント)を製作する。それと同時に仮歯も製作する(技工室)

 

 

インプラント埋入手術、仮歯をつける(診療室)

ブローネマルクインプラントシステム

利点

・コンピューターで設計し、インプラントの位置をガイドするので切開しなくてもよく、腫れにくい、痛みがおきにくい。

・低ダメージ、低侵襲、 GBRや骨移植、サイナスリフトを避け、骨のあるところにインプラントをいれるので大がかりな外科手術をしない。

・歯が1本もない状態の顎に4~8本の少ない本数のインプラントをいれるので経済的、比較的に低費用でおさえることができる。

・インプラント手術をした、その日に固定式の仮歯をいれることができる。

・審美的である。

 

欠点

・コンピューターガイドなので、歯科医の腕のみせどころが少ない。どんな熟練したインプラント医が計画通りの位置にインプラントを入れようとするより、コンピューターガイドシステムを使ったほうが誤差が少なく正確な位置にインプラントが入る。

・すべての人にこの方法を使用できるわけではない。70パーセントの上下いずれかの、まったく歯がない人にしか使用できない。

・上顎の場合インプラント埋入途中に従来のインプラント埋入法に変更しなければならない場合が時々ある

 

インプラント体験記②

ここで治療してよかった

 

インプラント治療を受けようと思ったきっかけは、前歯がなくなり、見た目にも悪く、入れ歯ではがまんできなかった。

インプラント治療が終わって、歯についての知識が深まった。若いうちから歯を大事にしていればよかったとつくづく思う。

今は、他の人が見てもまるで自分の歯みたいで、インプラントだというのが分からないのが良い。

皆さんとても親切な対応をしてくださり、ここで治療して良かったです。

 

 

インプラント用CTスキャン導入しました

インプラント用CTの特徴

 

従来のレントゲン写真だけでは、平面的な骨の高さしか分からなかったが、CT装置により、3次元的骨の厚さ幅もわかるようになり、より安全で確実なインプラント治療ができるようになる。

 

従来法では、だめになった歯を抜いてからインプラントをいれるのに2~4ヶ月間、骨が回復するのに時間が必要であったが、CTにより3次元的な歯、骨の位地がインプラント手術の前に正確に把握できるため歯を抜くのと同時にインプラントを埋入できる可能性が格段にあがる。

 

歯、骨の位置が正確にわかるので、従来の、粘膜を切って、剥がして骨の位置をたしかめたうえでインプラントを埋入する必要がなく、そのまま、インプラントをいれる位置をCT上でピンポイント埋入の計画をたてインプラント手術ができる可能性が高くなる。したがって、最小限のからだへのダメージ(侵襲)でできるため、腫れたり、痛みを最小限におさえることができる。

 

歯科用CTは医科用CTとくらべると、被爆線量が、文字どおり、ケタ違いで少ない。当歯科医院のCTは、その歯科用CTの中でも私の知る限り被ばく線量が一番小さい。

 

CTをとることが必要な場合でも、わざわざ、大きな病院に行き医科用CTをとりにいく必要がない。

 

やまもと歯科医院のインプラント治療理念

■          安全第一のインプラント治療を目指します。(インプラント治療には外科処置が伴いますので)

■          長期的な使用に耐えうる、インプラント治療を目指します。

■          できるだけ、痛くない、腫れないインプラント治療を目指します。

(しかし、痛くない、腫れないを最優先にしたために、安全第一をおびやかすインプラント治療はいたしません。)

■          インプラントだけでなく、その人その人に合わせてブリッジや入れ歯の方がいい場合は、そちらをお勧めし、患者様に最善な方法を提案します。

■          麻酔専門医などとタイアップして、患者様利益になるインプラント治療をします。

■          患者様の要望をよく聞き、満足していたただけるインプラント治療を目指します。

 

 

CSG(コンピューターステントガイド)インプラントシステム

インプラントを入れたその日に、仮歯が入る。
より腫れない、痛くないコンピューターガイドインプラントシステム
コンピューターとステントでガイドされたピンポイントのインプラントシステムです。往来法では、メスで粘膜を切って、その粘膜を大きく切って、その粘膜を大きく骨からはがし取り、歯科医が骨の位置を確認して骨にドリルする方法でした。

 

従来の方法は粘膜を大きくはがすため、術後、腫れたり、痛みが出たりしやすくなります。
しかし、コンピューターステントガイドインプラントシステムでは、CT画像の上で、コンピューターソフトを使い安全でかみ合わせが良くなる部位を設定して、そこにドリルが行くようにガイドを作る方法です。
粘膜をメスで切り、はがすことなく(フラップレス)、ピンポイントで、インプラントの穴を作り、インプラントを入れることが出来るガイドです。
外科的ダメージが少ないため、治りが早く、また、骨の状態が極端に悪くなければ、そのまま仮歯をつけることが出来ます。

 

ステップ1

型をとり、口の中を再現した模型を作る(診療室)

 

ステップ2

口の中、歯とCT画像を重ね合わせるためのマウスピースを作る。(技工室)

 

ステップ3

そのマウスピースを口の中にはめてCT撮影をする。(レントゲン室)

 

ステップ4

コンピューターソフトを使い、インプラントを入れる理想的な位置をCT画像中に設定する。(院長室)

 

ステップ5

CT画像中に設定された位置にピンポイントにインプラントを入れるためのガイド(ステント)を製作する。それと同時に仮歯も製作する(技工室)

 

ステップ6

インプラント埋入手術、仮歯をつける(診療室)

 

インプラントvsブリッジvs入れ歯

インプラント vs ブリッジ vs 入れ歯

 

何年もつか? 

インプラント)10年後90%以上の残る(100本あれば90本以上は口の中で機能している)

ブリッジ)8年で50%が残る(半分は撤去されている)

入れ歯)4年で50%が残る(半分はトラブルがおき、使用されなくなっている。)

 

噛む力

インプラント)天然歯と同じ力が出る

ブリッジ) 天然歯より、やや劣る

入れ歯)天然歯の4分の1の力

 

見た目

インプラント)天然歯には劣るが少数歯なら、ほとんど天然歯と変わらない。

ブリッジ)天然歯より劣る

入れ歯)入れ歯をとめるワイヤーが見えたりして、見た目はよくない

 

異物感

インプラント)吐き気などなし

ブリッジ)ほとんどなし

入れ歯) 異物感が大きく、吐き気などがして、入れ歯が口の中にいれれない人もいる

 

まわりの歯、歯茎への影響

インプラント)ほとんど影響なし

ブリッジ)欠損部を支える歯は、削られているので、むし歯になったり、過大な力が加わり、ダメになりやすい

・          ワイヤーがかかった天然歯は、4年後に95%の確率でむし歯になる

・          欠損部の歯槽骨は1年間に0.5mmとけていく

・          ワイヤーにかかった歯は、過大な力がかかりぐらぐらになりやすい

隣接するため歯がダメになった時  既存のインプラントと人工歯はそのままで、何にも手を加える必要がない   既存のブリッジをはずして、より大きなブリッジを作り直さなければならない

 

入れ歯)作り直したり、歯を付け足したりしなければならない

 

費用

インプラント) 高額

ブリッジ) 保険で治療可能(特別なもの意外)

入れ歯)保険で治療可能(特別なもの意外)

 

その他

 

インプラント)外科手術が必要

ブリッジ)金属アレルギーをおこす人がいる

入れ歯)ワイヤーは金属なので金属アレルギーをおこす人がいる

インプラントをダメにするもの

・インプラントの前後の歯に神経をとった歯があり、その根っこのさきの膿

・はぎしり、くいしばり

・歯科医側のインプラント設計のあまさ

・歯科医の技術が未熟

・インプラントの長さが短い

・歯周病、インプラント周囲炎

・メンテナンスをしない

 

インプラントの前後の歯に神経をとった歯があり、その根っこのさきの膿

 

歯の神経をとった治療をして、歯にかぶせ物、金属の歯などかぶせた場合、痛みなどの自覚症状がなくても、根っこのさきに、膿が溜まったりすることがあります。その歯が埋めたインプラントの隣にあった場合、その膿がたまっている範囲がインプラント部まで達すると、インプラントにも炎症が起こり、インプラントが抜けてしまうことがあります。

 

もしインプラントの隣の歯の根っこの先に膿がたまっていたら、その歯をすぐに治療する必要があります。

またインプラントを埋める前に、そういう歯があれば治療する必要があります。

 

はぎしり、くいしばり

もともと天然歯と同様、インプラントも横に引き倒そうとする「ちから」には大変弱くなっています。

はぎしりは横にギリギリうごく「ちから」がかかりますので、インプラントも横に引き倒されグラついて最後には抜けてしまいます。

こうならないように治療する必要があります。

 

歯科医側のインプラント設計のあまさ

インプラントの設計に無理があれば、やはりインプラントはすぐにダメになってしまいます。インプラントの位置と人工歯の位置がよくなければ抜けてしまいます。

 

例えば、インプラントが2本、人工歯が3本の場合、インプラントはダメになる可能性が高くなります。Cの人工歯でかんだ場合、AとBのインプラントは引き倒されてしまいます。この場合はBの下ではなくCの下にインプラントを入れるべきです。歯科医はこういうことを知ってはいますが、骨の量と自分の技術の関係でついつい左図のような設計をしてしまう場合があります。

 

最近アメリカや特にヨーロッパなどでインプラントの埋入の本数を極端に減らす方法が脚光を浴びていますが、基本的には白人と日本人(アジア人)の骨の大きさ、形(顎の骨の前後的な長さ)に違いがあり(1mmとか2mmのという違いはインプラントの予後に大きな影響を与える)白人に通用した方法をそのまま日本人に適用するのは危険があり、入念に吟味して設計をしなければなりません。

 

歯科医の技術が未熟

歯科医の技術が未熟の場合もやはりインプラントは長持ちしません。

思った所にインプラントを埋入できなければ設計がまちがったのと同じ結果になってしまいます。

技術が未熟かどうか見極めるのは一般の患者さんにとってとてもむずかしいことと思いますが、重要な問題です。

目安としては「年間に100本以上の埋入実績があるか?」というのが参考になります。ただ参考にはなりますが例外もあります。すごい本数を埋入していても基本がぜんぜんできていない歯科医も私は知っています。また年間100以下でもすごい技術をもっている歯科医もいると聞いています。

 

インプラントの長さが短い

これも結局は歯科医側の問題になってしまうかもしれませんが、建築業の人が杭を地面にうった時長ければ抜けにくくなりますが、短い杭だと抜けやすくなります。これは周知の事実です。インプラントも同じです。最近ではインプラントの長さが10mm以上であれば大丈夫だという歯科医もいますが、いろんな研究で長ければ長くもつということは証明されています。

ほとんどのインプラントをする歯科医もそう思っていますが、実際にはかなり短いものが埋入されることが多くあります。結局は技術の未熟さに起因することかもしれません。

 

歯周病、インプラント周囲炎

インプラントをだめにするインプラント周囲炎を参考にして下さい。

 

メンテナンスをしない

車でも機械ものでも何でもそうですが、インプラントもやはりメンテナンスをしなければダメになる可能性は高くなります。

ピエゾサージェリー(超音波骨形成機)

最近、厚生労働省により認可されたヨーロッパ製の機械です。やまもと歯科医院で導入した最新のインプラントの機械です。

 

超音波を利用して、骨の形を整えたり、薄い骨を2つにわけたりします。

また超音波なので骨だけが削れます。

血管や神経などの軟組織にふれても切ったり、傷つけることがなく安全に骨だけを削る器具です。

医科では脳外科でも使用されている機械です。

 

 

 

 

 

今まで薄い骨にインプラントを入れるとき「骨のみ」で骨を2つに割ったり、ドリルで割れ目をいれて割ったりしていましたが、ピエゾサージェリーを使うと、骨にこの機械の先端をあてるだけです。

 

骨ノミを使うとノミをうつ方向によっては骨が大きく割れてしまったり、割る方向が少し狂ったりして結局、腫れたり方向の修正をする必要がでますが、これを使うとそれを防ぐことができます。

 

またドリルを使うと「熱」が発生して骨にダメージをあたえますがピエゾサージェリーは熱があまりおこらず術後の不快症状を最小限に抑えることが出来ます。

 

 

 

抜歯即時インプラント

一般的には、悪い歯があれば、まず、その歯を抜いて2カ月、場合によっては、4か月抜いた後の粘膜、骨がなおるのを待ってからインプラントを埋入するのが広くおこなわれている方法ですが、抜歯即時インプラントとは、抜歯をしてそのまますぐにインプラントを入れる方法です。

 

抜歯即時インプラントの利点

 

・成功率がほとんど100パーセントである。(やまもと歯科医院では)

・治療期間が著しく短縮される

・腫れたり痛みがでにくい。(骨を削る量がすくない、抜歯した穴をある意味で利用するので)

・手術の回数を1回減らすことができる

・骨とインプラントの接触率が通常のインプラントで埋入する方法より高い

・歯がない期間を最小限にできる。前歯の少数歯の欠損なら、歯のない期間がない

・骨移植やGBRなどの追加手術をすることをほとんどの場合で必要なくなる

・インプラント埋入の前準備として、通常法では、矯正治療をする場合があるが、その必要性がなくなる

・審美性の回復が早い

 

抜歯即時インプラントの欠点

 

歯科医、歯科医院の高度なテクニックと設備を必要とする

すべてのケースで抜歯して同時にインプラントを埋入できるわけではない

抜歯即時インプラントでできるのは80パーセント前後である。残りの20パーセントぐらいは、通常の方法、抜歯してしばらく待ってインプラントを埋入ということになる

 

 

 

インプラントと静脈内鎮静法(IVS)

静脈内鎮静法とは 抗不安薬などを用いてそれを体内に入れて持続した鎮静状態を得るものです。

これにより、緊張 嘔吐反射 疼痛反射の有害な反応を 抑えて安全で快適な状態で インプラント手術を受けることができます。

問いかけについては、返事ができるレベルで うつらうつらした状態になり 不安感が取り除かれた状態となります。

また 術後は、術中の不快な記憶も忘れることができます。。

 

静脈内鎮静法は、こういう人にむいている

(1)          手術を楽に受けたい方

(2)          インプラント手術に対して、不安や恐怖感が強い方

(3)          過去の歯科治療で気分が悪くなったこことがある方 迷走神経反射や過換気発作を起こしたことがある方

(4)          心疾患 高血圧 甲状腺機能亢進症がある方 循環動態を安定させる必要がある方

(5)          嘔吐反射がある方

(6)          過換気症候群を持っておられる方

(7)          鼻閉 口呼吸の方